『終末のワルキューレ』は、アジチカ(作画)、梅村真也(原作)、フクイタクミ(構成)による『神vs人類』を描いた作品。
人類の存続をかけ戦うラグナロク(人類vs神 最終闘争)の代償は「存在の永遠の消滅」。
第4回戦の出場者は、神側「シヴァ」、人類側「雷電為右衛門」です。
「声優」、使っている「武器」、「技」、そしてこの戦いの「勝敗」について解説します。
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ネタバレ注意!

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終末のワルキューレ【シヴァ】のプロフィール 声優紹介
(Ⓒアジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会)
シヴァについて解説します。
シヴァについて
出身:インド神話
異名:宇宙の破壊神
印度神1117神の頂点
かつて印度神界は数千もの神々が乱立し、力のある強神を中心に対立し秩序が乱れ、印度を一つにまとめた絶対神は存在していなかった。
そんな印度神界の田舎に無名の「破壊神シヴァ」「暴風神ルドラ」の二柱がいた。
シヴァは根っからのダンサーで将来は「踊りの王(ナタラージャ)」にでもなろうかと話したが、ルドラの夢は「印度神界のてっぺんに立つ」ことだった。
ルドラはシヴァに「一緒にてっぺんを目指そう」と誘い、シヴァは「てっぺんに興味はないがルドラと一緒なら何でも楽しいし付き合う」と答え、二柱はてっぺんを目指した。
田舎の下級神がてっぺんに挑むことに誰もが笑い、侮り、嘲ったが、ひたすら前進する二柱の姿に嘲笑は尊敬に、侮蔑は期待に変わった。
二柱は一柱倒すごとに相手の異名と背負うものが増えていった。
そして、印度最強神たちとの死闘を経て1115柱を倒し、シヴァとルドラは印度神界の頂に立った。
シヴァは最強コンビだと無邪気に喜んだが、ルドラは一柱を決めるためシヴァに戦いを挑んだ。
シヴァは言い出したら聞かないルドラに涙を流し付き合った。
印度神界始まって以来の凄まじい戦いが始まり、それはシヴァにとっても、ルドラにとっても最高に楽しく、悲しい時間だった。
そしてついに終わりが来た。
ルドラはシヴァに殴られても殴られても立ち上がった。
シヴァはもう殴りたくなかったためルドラに立ち上がってほしくなかった。
シヴァはルドラの「てっぺんに立ちたい」という夢のため自分の負けを宣言しようとした。
そんなシヴァを見てルドラはシヴァの宣言の前に負けを宣言した。
ルドラは「命がけで闘う相手に手を抜かれることは死ぬよりもずっと辛い」とシヴァに怒ったが、シヴァはルドラの夢を思い泣いた。
ルドラはシヴァに笑顔で印度神界を託し姿を消した。
シヴァは神々の頂点に立つ代わりに最高の友を失った。
終末のワルキューレ【シヴァ】の武器・技の紹介
シヴァの武器・技について紹介します。
武器
シヴァの武器の紹介。
素手
ゼウスと同じく素手。
技
シヴァの技の紹介。
輪廻舞踊(ターンダヴァ)
破壊神シヴァの秘奥。
独特のリズムで予測不能の必殺舞踊。
“タ・キ・タ・タ・ティン・ギ・ナ・トム”
凄まじい連撃のためシヴァの体は超燃焼を始める。
虎爪炎舞(クリッティヴァーサス)
炎をまとわせた足でかかと落とし。
雷電の左目から腹あたりまでえぐり焼いた。
輪廻舞踊灰燼(ターンダヴァ・カルマ)
最終奥義。
自身の心臓を自ら掴み強制的に心拍を上げシヴァ自らの肉体を燃焼させる。
大切炎舞(デーヴァローカ)
輪廻舞踊灰燼(ターンダヴァ・カルマ)で燃え上がっている状態での回し蹴り。
雷電の八咫烏で突き出した右腕を突き破り吹き飛ばした。
終末のワルキューレ【雷電為右衛門】のプロフィール 声優紹介
(Ⓒアジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会)
雷電為右衛門(らいでん ためえもん)について解説。
雷電為右衛門について
声優:木村昴(きむら すばる)
出身:日本(江戸時代)
異名:無類力士
史上最強の力士
1767年1月某日、信濃の国に人ならざるものが産まれた。
太郎吉は2歳8カ月だというのにまだ立つことができなかった。
しかし、1週間後太郎吉は生まれて初めて立ち上がったが両脚、両腕、あばらを骨折した。
それは骨が弱いのではなく強すぎる筋肉の圧が原因で骨を粉砕した。
このままでは自らの筋肉に押し殺されてしまう状況だったが、太郎吉は暴れる筋肉を抑え込む殻ともいえる新たな筋肉“百閉”を作り出した。
百閉で筋肉を封じても太郎吉の力は強すぎた。
5歳のころ近所の子と相撲を取り、圧倒的な力に化け物扱いされ太郎吉はこんな化物の体にした神を恨んだ。
しかし母から「この力は神様からの贈り物でおっかあの自慢。みんなが持ってないその力で弱い者のために使って」と言い、母からの願いの通り太郎吉は心優しい子に育ちみんなから愛された。
しかしそんな中、火山噴火により村は大飢饉に襲われた。
太郎吉は村のみんなを守るため相撲取りになって故郷のために大金を稼ぐために村を出た。
太郎吉は相撲の稽古でこの力がまた人を壊してしまうかもと全力を出せなかったが、大関と戦い始めて力で負けたことで相撲のおもしろさに触れた。
太郎吉は大関に弟子入りし、飽きることなく相撲の稽古に励んだ。
そして、初土俵を迎え雷電は圧倒的な勝利の連続から生ける伝説となり、飢饉に苦しむ故郷だけでなく日本中を照らす電光となった。
しかし、雷電の強さに恐怖した対戦相手の顔を見て雷電はまた“弱い者いじめ”をしてしまっていたと感じ泣いた。
だが、故郷のためには相撲を取り続けるしかなかったため、“弱い者を傷つけないため”に雷電がもっとも得意とした「鉄砲」「張り手」「サバ折り」「閂(かんぬき)」の4つの技を封じた。
『四禁』にしてなお雷電は勝ち続け、引退するまで全力を出し切れないまま土俵を去った。
終末のワルキューレ【雷電為右衛門】の神器錬成、能力、技の紹介
雷電為右衛門の神器錬成、技、能力について解説します。
神器錬成(ヴェルンド)
“神器”に対抗するための“神器”。
ワルキューレの肉体を人間の最もふさわしい武器に姿を変える秘められた能力“神器錬成(ヴェルンド)”。
神器錬成された武器にはそれぞれの持つ特性が宿る。
スルーズ
声優:三木晶(みき あきら)
戦乙女:三女
特性:強気者
姿を変えた武器:超筋外骨締廻(ちょうきんがいこつしめまわし)
武器
相撲のため素手。
能力・技
雷電為右衛門の能力・技の紹介。
百閉(ひゃくへい)解除
強大すぎる筋肉を筋肉で抑えていた“百閉”を解除し、スルーズの超筋外骨締廻(ちょうきんがいこつしめまわし)によって暴走筋肉を自由自在に操れるようになった。
菊一文字
筋肉を右腕に集中させたラリアット。プロレスの技。
抱き地蔵
シヴァの頭を持ち固定し頭突きをくらわせる技。
乱れ牡丹
筋肉を両腕に集中させ両手でシヴァの左下の腕を握りつぶした技。
深山(ふかやま)
シヴァからの攻撃を防ぐため体の前で両腕を合わせ、その両腕に筋肉を盾のように肥大化させシヴァからの攻撃を防いだ技。
獅子舞
両脚に筋肉を集中させ、手を地面につけ前に半回転し足を振り上げた勢いのまま両足をシヴァめがけて振り下ろす技。
八咫烏
雷電『四禁』の1つ「鉄砲」。
両脚に筋肉を集中させ一気にシヴァに詰め寄り、右腕に超速筋肉移動させ右足の踏み込みと共に絶壊の一撃を放つ技。
シヴァのガードしていた両上腕をちびり飛ばした。
筋肉を超速移動させた反動から全身に通常ではありえない負荷がかかる。
【終末のワルキューレ第回戦】シヴァvs雷電為右衛門の勝敗は?※ネタバレ注意
(Ⓒアジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会)
雷電は塩をまき相撲の儀式を行った。
第5回戦、史上最強力士の初手は相撲ではなく飛び蹴りから始まった。
雷電、シヴァ共に序盤から何でもアリの技の応酬だった。
雷電は“百閉”を解除しスルーズの神器錬成により、最強の筋肉を持つ漢が生まれて初めて全力で闘えた。
それは制御不能だった暴走筋肉を自由自在に移動させ使え、その力はシヴァの腕を握りつぶせるほどだった。
シヴァは独特なリズムの必殺舞踊で雷電に連撃を与え、雷電は防御するしかなかったが、雷電は筋肉を腕に集め肉壁を作り、シヴァの攻撃を受けた。
シヴァの攻撃は肉壁を壊し、虎爪炎舞(クリッティヴァーサス)により雷電の肉体は焼けた。
誰もが雷電の敗北を確信し絶望したが雷電は心の底から本気で相撲を取れることに喜びを感じていた。
雷電は封印していた四禁の1つ、鉄砲“八咫烏”を使った。
八咫烏によってガードしていたシヴァの腕2本をちぎり吹き飛ばされ体も吹き飛んだがシヴァは立ち上がった。
雷電の体は八咫烏を使った代償から、雷電の肉体は立っているのがやっとなくらい壊れ始めていた。
それでも、大好きな相撲をやっと本気で取れることに喜びを感じスルーズにもっと筋肉を動かすようお願いした。
スルーズは初め反対していたが雷電の思いに寄り添い共に全力で戦うと決めた。
シヴァは雷電の背負っているものに感嘆し、自身も最終奥義“輪廻舞踊灰燼(ターンダヴァ・カルマ)”により全力を出した。
“相撲のため、すべての力士の想いを背負い闘う”無類力士・雷電、“かつて拳を交えた仲間たちのため、印度神界1116柱の誇りを背負い闘う”破壊神・シヴァは共に多くの想いを背負い命を燃やし全力で闘った。
そして、お互い最後の一撃、八咫烏vs大切炎舞(デーヴァローカ)を放った。
シヴァの大切炎舞(デーヴァローカ)が雷電の腕を割き吹き飛ばした。
雷電はグラつき倒れそうだったが最後の気力で耐えた。
そしてシヴァに砂粒ほどの悔いも残さず全力を出し尽くし相撲が取れたことに笑顔で感謝した。
シヴァも最高の試合だったと最後まで膝をつかなかった雷電を認め、最後の一撃を決めた。
雷電は首を跳ねられてもなお膝をつかなかった。
第5回戦はシヴァの勝利で幕を閉じた。
試合時間:11分16秒
決まり手:大切炎舞(デーヴァローカ)
勝者:シヴァ
雷電為右衛門は「魂の完全消滅(ニブルヘル)」により復活、輪廻、あらゆる救済なく宇宙の塵となった。
観戦客にいた力士たちは雷電が愛した相撲を全力で闘えたことを称え、涙ではなく四股を踏み雷電をおくった。
シヴァは腕4本中3本を失いギリギリの戦いだった。
退場したシヴァを迎えたのはルドラたち印度神界の仲間だった。
そこにゼウスも現れシヴァはゼウスに「人間ってすげぇな」と笑い、ゼウスも「人類は強い。それは紛れもない事実」だと笑って答えた。
感想
シヴァと雷電共に背負っているものが多くそのために負けられない戦いでした。
雷電の現役時代に全力を出し切れず終わった相撲がシヴァとの戦いで全力を出し切れ笑顔で感謝したシーンはとてもよかったです。
そしてシヴァはとんでもないケンカ好きのどうしようもないやつかと思っていたら、仲間思いの泣き虫さんで驚きました。
雷電の最後の「楽しかったぜ」という言葉にも「大した漢だぜ」と涙を浮かべて笑顔で返したシーンは印象的でした。
いい試合でした。
5回戦が終わり3-2でまた神がリードしてしましました。
残り8試合どうなるのか楽しみです!

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