羅漢とは?猫猫との関係は?羅漢は鳳仙を身請け出来る?|薬屋のひとりごと

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薬屋のひとりごと
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『薬屋のひとりごと』は王宮で起こる事件を猫猫(マオマオ)が薬学の専門知識で解決するミステリー作品です。

そんな猫猫と関りがある人物の1人に“漢羅漢(カン ラカン)”という男がいます。

羅漢について、猫猫との関係、鳳仙との恋物語、羅漢が身請けした妓女について解説します。

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羅漢とは|薬屋のひとりごと

羅漢は四十路過ぎの頭は切れるが変人だと有名な軍師です。

その容姿は文官のようで無精ひげに細い狐目、伊達の片眼鏡をつけた飄々とした中年です。

趣味は碁と将棋と噂話。

羅漢の病気

羅漢は人の顔の区別がつかない病気を患っており、元は男女の区別もついていませんでした。

そんな羅漢を理解し接したのは叔父です。

叔父は人の顔ではなく、声や素振り、体格で見分け、将棋の駒に見立てて覚えることを教えてくれました。

今では人の顔は、身近な人間ならその者の力量に合った将棋の駒に割り当てられ、興味のない人間は男は黒の女は白の碁石に見えるようになりました。

叔父のことは将棋の最高の駒“竜王”に見えています。

人の顔を認識できないって大変ですね!

両親が見捨てる中、叔父が味方になってくれてよかったです。

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羅漢と鳳仙(フォンシェン)の恋物語|薬屋のひとりごと

羅漢は軍部の同僚に誘われ緑青館という妓楼に行くことになります。

人の顔がわからない羅漢にとって妓楼は、身なりを着飾った白い碁石が並んでいるだけの場所でした。

顔がわからないと確かにつまらない場所ですね。

その妓楼には囲碁将棋が得意な妓女がいるということで羅漢は対決することになったのです。

軍部で負けなしの羅漢、妓楼で負けなしの鳳仙。

碁の勝負の結果は鳳仙の圧勝でした。

鳳仙は羅漢が自分を侮っていることが気に食わず、羅漢の鼻っ柱を叩き潰したのです。

羅漢はその容赦ない鳳仙の仕打ちが清々しく声をあげて笑い、鳳仙はどんな顔をしているのだろうと思い見ると白い碁石ではなく、はっきりと人の顔がありました。

羅漢が初めて人の顔を認識した瞬間でした。

尊敬する叔父でさえ顔を認識することができなかったのに。

恋だ!

それから碁と将棋を繰り返すだけのやり取りが何年も続きます。

しかし、人気妓女の鳳仙に身請けの話が上がり、太刀打ちできない金額に羅漢は悪いことが頭に浮かびますがすぐ打ち消しました。

そんな中3カ月ぶりに会った鳳仙は賭け事を提案します。

羅漢が勝てば好きなものを与え、鳳仙が勝てば好きなものをもらうというもの。

勝負がつかないまま気が付けば2人の手は重なり、身体を合わせていました。

鳳仙も羅漢に恋をしており両想いだったんですね。

好き同士で一緒になってほしい!

そのあとすぐ、叔父が失脚したことで羅漢は父親に遊説を命ぜられ都を離れることになります。

鳳仙の身請け話はなくなったという文は受けていたのでしばらくは大丈夫だろうと安心していました。

半年で戻ってこられると思っていた期間は3年もかかってしまっていました。

3年ぶりに帰った家には鳳仙からの文がたくさんあり、その1つの文の中に干からびた大人と子供の指が入っていました。

羅漢は急いで妓楼に向かうとそこにはもう鳳仙はおらず、婆に追い返され羅漢はその場で泣き崩れました。

すっごい悲しい恋物語…。

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羅漢と猫猫の関係は?|薬屋のひとりごと

羅漢の子供、それが猫猫です。

羅漢は子供の事を教えてもらうため緑青館に通い続け婆に追い返され続ける日々を送っていたある日、女の子に出会いました。

その子の顔は碁石ではなく鳳仙に似た顔で、左手の小指の指先がありませんでした。

わからなくてもわかるってちょっと感動しました。

その子は『猫猫』と呼ばれ、叔父と一緒に暮らしていました。

羅漢は恨まれていても仕方がないと思いつつ、猫猫と暮らすことを望み続けます。

力をつけるため、父親から家督を奪い、異母弟を排斥し、甥御を養子にしました。

猫猫が妓女になれば金で買えると緑青館の婆を10年以上説得し続け、断り続けられます。

しかし、もう少しで猫猫を買えると思った時、壬氏に横取りされたことで嫌がらせとして仕事の邪魔をしました。

10年待ち続けてやっとって時に横どり!

大事な時に一歩手が届かない羅漢は少し可哀想ですね。

猫猫の気持ちを尊敬するとそれでよかったけど、壬氏はかわいそうなことにw

羅漢と猫猫の勝負

羅漢は猫猫と将棋で賭け事をすることになりました。

・羅漢が勝ったら、猫猫が羅漢の子になる。
・猫猫が勝ったら、緑青館の妓女を1人身請けする。

賭け事のルールは
・5回勝負、先に3回勝った方の勝ち
・1回勝負がつくごとに準備された杯を勝者が1つ選び、敗者が飲む
・どんな理由があっても試合を放棄したら負け

準備された酒が入った5つの杯のうち3つに少量ずつ猫猫が薬を入れます。

しかしその薬は3杯分も飲めば毒になるというものでした。

負け知らずの羅漢と、将棋のルールを知っている程度の猫猫の勝負が始まります。

1回戦2回戦と猫猫は負け、杯を飲みました。

羅漢は猫猫を死なすわけにはいかないので、薬が入っている杯を自分が1つでも飲めば猫猫は死なないと考え、3回戦目は負けて杯を飲みます。

羅漢は猫猫が平気で飲んでいたため1杯くらい平気だろうと思っていたのですが、下戸だったため1杯で酔いつぶれ試合続行不可能として羅漢は賭けに負けました。

父親は下戸で、子供は酒豪w

羅漢は大切な事には一歩及ばないかわいそうな奴。

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羅漢が身請けしたのは…|薬屋のひとりごと

羅漢は猫猫との賭けの約束通り、妓女を身請けするため婆が集めた妓女から選ぶことになりました。

その妓女の中には鳳仙の禿だった現在三姫と呼ばれる人気妓女もいました。

顔の認識が出来ない羅漢にとって身請けする人物は誰でもいいが、銀10万はきついと婆と話します。

三姫の1人梅梅(メイメイ)が「ちゃんと選んでくださいね」と窓を開けると外から歌が聞こえてきます。

聞き覚えのある歌声に羅漢は駆け出しその歌が聞こえる離れの扉を開けると、梅毒に犯され、鼻は欠け、知性も失った鳳仙がいました。

羅漢は泣きながら「この妓女を身請けする。金なら10万でも20万でも出してやる」と言い、鳳仙を身請けし、2人はやっと一緒になることが出来ました。

2人は碁を打ち幸せに暮らし、鳳仙は翌年の春先に亡くなりました。

最後の最後に幸せになれてよかったです。

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まとめ

羅漢についてまとめました。

・四十路過ぎの頭は切れるが変人だと有名な軍師
・猫猫の実の父親
・羅漢は人の顔の区別がつかない
・鳳仙と猫猫の顔の区別はつき、叔父の区別もつく
・17年ぶりに鳳仙に再会し身請けした

変人羅漢が猫猫の父親と知り、びっくりと同時に納得しましたw

人の感情を読めずことごとく裏目に出ている羅漢は少し可哀想でした。

鳳仙とは最後には一緒になれて良い話だなと思いました。

ありがとうございました。

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