【推しの子】第６話　「エゴサーチ」　ネタバレ＆感想

アニメ『【推しの子】』６話のあらすじ・ネタバレ・感想を書いてます。

注：ネタバレ含みます。

アニメ【推しの子】６話　あらすじ・ネタバレ＆感想

《前回のまとめ》

・有馬かなをアイドルにゴリ押し勧誘した。

・アクアは鏑木Ｐからアイの情報を得るため恋愛リアリティーショーの仕事を受けた。

・ルビーとかなは苺プロの稼ぎ頭「ぴえヨン」の“ぴえヨンちゃんねる”に出演した。

・ルビーとかなのユニット名は「B小町」に決定。

１話はこちら↓

あらすじ

『今ガチ』の収録が進む中、女優・あかねは爪痕を残せずにいた。目立ちたい一心でヒールのように振る舞うも、望む反響は得られない。焦りを募らせたあかねは…！？
TVアニメ『【推しの子】』公式サイトより引用

１.世は大エゴサ時代！

（©赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会）

ルビーは飲んだジュースがマズかったのでツイッターで商品名込みで激マズツイートをしようとしていたが、かながルビーの行動をハリセンで叩いて止めた。

「商品名を出したら最低５人の関係者に検索されて、その会社からの仕事は二度と来なくなる！」

ルビーは大げさとかなの注意を軽く受け止めた。

実際ルビーは“ルビー　かわいい”“星野ルビー　ぴえヨン”など自分関係のエゴサをゴリゴリにしていた。

（©赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会）

かなは続けてネット市場をルビーに教えた。

「ネットの反応を見るなって時代は終わった。今はもうネットマーケティングを怠った人間から脱落する世の中」

「コンテンツとファンはすでに相互監視状態にある。そして芸能は私たちそのものがコンテンツ」

「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いてることを忘れてはいけない」

２.想像よりやらせは少ない

アクアは恋愛リアリティショーは見たことがなく勉強不足だったが、リアルを売りにしてるだけあって自分をよく見せようとすることはあっても思ったより恋リアにやらせはないと感じていた。

アクアはルビーの「みんなマジで恋愛してるの？」という疑問に「まちまち」だと答えた。

Yちゃん（15）
「意外と好きになっちゃう。ファンの目もあるし番組内ではそこそこに済ませたいけど」

Ｍちゃん（18？）
「ホストに本気になっちゃう感覚に近いかも！」

Ｋくん（17）
「カメラ向けられると仕事モードに入っちゃってなかなかね」

Ａくん（15）
「するわけない」

Ｎくん（17）
「俺はガチよ？結婚まで行けたらおもろない？」

Ａちゃん（17）
「自分の役割果たすのに精一杯でそんな余裕が…」

見る側からしたらやらせが少ないことはいいことだが、“嘘は身を守る最大の手段”ということを理解しているアクアは、思ったより各々の人間性をそのまま映す構成になっていることが気になっていた。

３.“今ガチ”はゆきが中心

ゆきは自分の本当の気持ちを膨らませて語ることで、番組を自分中心に動かしていた。

学校で恋愛についてからかわれて悲しかったこと、やめたいと思ったことなど大げさに演出することで番組はゆきに注目した番組作りをし、視聴者の関心をゆきに向けさせた。

視聴者はゆきは繊細そうだからリタイアするかもなど注目しているが、実際は契約関係上ゆきは途中で降りることは考えていない。

アクアは番組で共演し各々のキャラクターを把握した。

《上手いやつ》
ゆき、MEMちょ

《裏表ないけど味があるやつ》
ノブ

《番組映えが悪くて出番が少ないやつ》
ケンゴ、あかね

撮影は続き、番組はゆきとノブのカップリングを中心に、嫉妬心を見せるケンゴというゆきを巡る三角関係が成立し、中高生を中心に人気を獲得していった。

アクアは鏑木Ｐとの取引のために参加しているだけなので安全圏でやり過ごすスタンス。

MEMちょはユーチューバーなので自分のチャンネルにお客の導線を引くことが目的なのでおバカ系癒しキャラ枠をキープするスタンス。

しかし、あかねはディレクターのアドバイスや仲間の何気ない一言を真面目にメモし、ずっと頑張ろうとしていた。

４.あかねのがんばり

あかねの事務所の社長はあかねがリアリティーショーの出演時間が少ないことをマネージャーに怒鳴っていた。

そこをあかねが目撃し、マネージャーは「あかねは精一杯やっているから気にしなくていい」というがあかねは「もっと頑張って爪痕を残さなきゃ」と泣いて自分を責めた。

あかねはネットの自分に対する「あかねは空気だから好きとか嫌いとかない」などのツイートを見て「頑張らないと…」とつぶやいた。

あかねはⅮから目立つためには「ゆきからノブを奪う悪女ムーブ」だとアドバイスを受けたのでノブを誘い頑張ったが、ゆきを中心に動いている現状にネットの評価はあかねの頑張りを認めてくれなかった。

ネイリストの姉がいるゆきはMEMちょとあかねにネイルをしてくれていた。

そして、ゆきはあかねに「私は私が目立つように戦う。悪く思わないでね」と宣戦布告した。

（©赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会）

あかねはさらに「ゆきより目立たなきゃ」と頑張ったが、簡単に注目を持っていくゆきにあかねは苛立ち手を上げてしまい、ゆきがしてくれたネイルのハートの飾りがゆきの頬をかすめ傷をつけてしまった。

ゆきを傷つけてしまったこと、明日撮影のモデルの顔に傷がついてしまったことにざわざわするスタッフの言葉に、あかねは自分のしてしまったことにショックを受けた。

そんなあかねをゆきは「大丈夫だから落ち着いて！あかねの努力はわかってる」と抱きしめた。

顔の傷を気にするあかねに「フォトショで簡単に消せるから大丈夫」だと言った。

カメラが回っていない状態で当人同士は仲直りをしたが、番組サイドは仲直りしたことを隠しあかねを悪者にするように編集し、ネットはあかねをひどい言葉でバッシングしまくった。

５.ネット炎上

（©赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会）

焼肉に行ったときMEMちょが言っていた。

「人は謝ってる人に群がるんだよ。謝ってるってことは悪いことをしたって認めたんでしょ？悪いことをしたなら石を投げてもいいよね？そんな風に謝罪って日本人の道理的には正しいけど炎上対策としては下の下なんだよ」

あかねは番組の契約上放送にのっていない部分の事は言えないけどできる限り説明して謝れば世の中は許してくれると思い、謝罪ツイートを投稿した。

しかし、それが合図となり炎上は悪化し続けた。

批判の意見は見なくていいのに、真面目なあかねは自分のしたことを受け入れ、みんなの批判的な意見に目を通し真摯に受け止め泣いた。

目をつぶっても炎上の事しか考えられなく、朝になったら収まっていると言い聞かせて強引に眠るが炎上が収まることはなかった。

母親に心配をかけないよう普通に振る舞い学校に行った。

しかし、あかねの悪口はリアルに聞こえてきて、あかねはトイレで嘔吐した。

母親はあかねが元気ないことには気づいていたがあかねは話さなかった。

ネットは「あかねの母親の教育が悪い」と母親までバッシングし、あかねは心の中で母親に謝った。

マネージャーからは炎上の燃料になるから何もツイートしないように言われた。

番組の更新日には内容を確認する気力はなかったが、落ち着いていた炎上がまた盛り上がっているのを見てだいたいの中身を察した。

そして、この番組が注目されている限り炎上は収まらず、これからの芸能生活にずっと付きまとう問題だと察した。

６.あかねの努力と世間の評価

（©赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会）

あかねは子供のころテレビを見て演技に興味を持った。

そして、劇団に入り演技の勉強、体づくりなど一生懸命努力してきた。

もちろん勉強も手を抜かなかった。

しかし、世の中の声はあかねの努力も知らず、好き勝手言っていた。

「自分のことを天才かなんかだと思ってる」

「他人の痛みとか全然考えないと思う」

「裏でも男とばっか遊んでて真面目に仕事なんかしてない」

「何一つ真面目に打ち込んだことなんかないわがままな奴」

中には今まであかねのファンだった人から、「今回の騒動で今までの頑張りもただのアピールに思えて無理になった」という書き込みもあった。

中学の卒アルの写真も載せられ、事実とは異なることを書き込まれた。

あかねに対する炎上は止まらず高校生のあかねには耐えられない内容ばかりだった。

ガチ恋のメンバーはあかねを心配しメッセージをくれていた。

あかねはノブからのメッセージで自分がご飯を食べてないことに気づき、「ご飯買ってくるね」とコメントした。

しかし、外は台風が来て雨が降っていた。

あかねはネットのコメントに疲れ、歩道橋の上に立ち身を投げた。

そこに間一髪アクアが現れ、飛び降りたあかねを抱き上げ助けた。

まとめ

【推しの子】６話をまとめました。

衝撃な回でした…。

でもリアルであることなんですよね…。

真実を知らずにネットだけの情報を信じるってホント怖いことだなって思った。

匿名の書き込みが問題になってるのに何でまだそういうこと続ける人たちは減らないのか不思議でならない。

ひとまず、あかねが助かってホントによかった！

次回からのあかねどうなっちゃうのか気になります！

７話はこちら↓