黒執事はファントムハイヴ家当主“シエル・ファントムハイヴ伯爵”が執事のセバスチャンと共に、“女王の番犬”として事件を解決していく物語。
そんなファントムハイヴ家当主シエルが、実は長男シエルではなく、双子の弟であることがわかりました。
・シエルは兄の名前だった
・弟坊ちゃんの本当の名前は?
・12月14日10歳の誕生日の出来事
・悪魔召喚の儀式
・悪魔との契約内容
・ファントムハイヴ家当主の指輪
・兄シエルはどうなった?
上記について、まとめました。
※ネタバレ注意!
シエルが双子だと判明!マンガ何巻?|黒執事
黒執事26巻でシエルが双子だと判明しました!
そして、28巻1話までシエルと坊ちゃんの過去の話が描かれています。
“シエル・ファントムハイヴ”は双子の兄の名前だった!|黒執事
先代ヴィンセント・ファントムハイヴとレイチェルは結婚しました。
そして翌年レイチェルは身ごもり、大雪の12月14日双子の男の子を出産します。
2人は鏡合わせのように何もかも瓜二つでした。
ファントムハイヴ家次期当主“シエル・ファントムハイヴ”。
シエルは兄の名前で、坊ちゃんは爵位も領地もない弟として生まれました。
坊ちゃんの本当の名前は?|黒執事
坊ちゃんの本当の名前は、未だ明かされていません。(現在33巻)
英国にしては珍しい名前のようです。
シエルは、フランス語で「空」という意味みたい。
空⇔海?
「海」なら“メル”かぁ。
大雪の日に生まれたから「雪」っていう意味の“ネージュ”とか?
キラキラの「星」で“エトワル”?
12月14日 10歳の誕生日|黒執事
12月14日、特別な1日になるはずだった…。
シエルたちは10歳の誕生日を迎えました。
朝から屋敷は2人の誕生日パーティーの準備で大忙し。
2人は夕方18時に晩餐会の準備にじいやが部屋に来るまでいっぱい遊び、居眠りしてしまいます。
18時の時計の音で目が覚めましたが、19時前になっても誰も晩餐会の準備に来ることはありませんでした。
不穏に思いシエルは長男の役目として、1人で部屋の外を見に行きます。
シエルまで帰ってこず、坊ちゃんも部屋の外の様子を見に出ましたが、屋敷は静かで、誰の気配もしません。
部屋に閉じ込められていた犬のセバスチャンを助け追いかけた先の部屋で、父と母が血まみれで亡くなっている姿を目にしました。
坊ちゃんは助けを求め屋敷を走り回りますが、屋敷は血まみれボロボロ。
生きてるじいやを見つけ助けを求め走り寄りますが、じいやは何者かに刺され、坊ちゃんは囚われてしまいました。
運ばれた先の奴隷商の檻の中でシエルと再会し、2人は無力なことを嘆き抱き合って泣きました。
悪魔召喚のミサ|黒執事
2人はある貴族に買われもてなされ、満月の夜、あるパーティーに連れていかれます。
そのパーティーは悪魔を召喚しようとする者たちの集まりで、2人は生贄として連れてこられたのです。
悪魔を召喚するのに必要な物は“淀みと穢れをため込んだ魂”。
2人は穢され、焼き印を押され、死んだ方がマシだと思うような地獄の日々を「絶対にここから逃げよう」という約束を糧に耐え続けました。
そして1か月後の満月の夜、儀式が開かれます。
悪魔に捧げる生贄として無慈悲に選ばれたのは、シエルでした。
シエルは儀式台に連れていかれ胸元に剣を突きさされます。
その光景を目の当たりにした坊ちゃんは強く願いました。
「神なんていない」
「こいつらを殺してやる‼」。
坊ちゃんの強い願いは、シエルの魂を犠牲に悪魔に届き召喚されてしまいました。
渡り賃として支払われた犠牲は2度と戻らない。
シエルのおまけの自分が返っても誰も喜ばない。
坊ちゃんは「誰にも負けない力があれば…」と願っていたシエルの代わりに、“シエル”になることを決めました。
そして、悪魔に願いを伝えます。
「力が欲しい」
「僕らをこんな目にあわせた奴らに復讐する力が‼」
“シエル”は目立つ場所に刻むほど大きな力を執行できる契約書を瞳に刻み、悪魔と契約しました。
悪魔と契約|黒執事
坊ちゃんは悪魔に名前を聞かれ答えます。
「僕の名前は、シエル。シエル・ファントムハイヴ。ファントムハイヴ伯爵家を継ぐ者」
悪魔は伯爵家に仕えるものとして執事に姿を変えました。
そして、2人は契約内容について話し合いを始めます。
悪魔は契約終了まで3つまでならどんな願いも叶えると言いました。
坊ちゃんの目的は【僕らをこんな目に合わせたやつらに復讐すること!】。
奴隷商人だけでなく、ファントムハイヴ家を襲った奴ら。
なぜ、ファントムハイヴ家を滅ぼそうとしたのか。
何も知らないまま終わらせたくない。
自分の目で復讐すべき相手を見極めて自分の手で殺す。
悪魔をコントロールするために坊ちゃんは考えました。
・質問には全て真実だけで応えること
契約その2【契約者の命令に絶対服従であること】
・「命令だ」と言った時だけ絶対服従
契約その3【契約者が復讐を遂げるまで裏切らず守り抜くこと】
・外部攻撃から守る(病などは対象外)
こうして悪魔は、坊ちゃんが復讐を遂げるその日まで、坊ちゃんだけを主とし、坊ちゃんだけを護り、坊ちゃんだけには嘘をつかない忠実なしもべになりました。
そして、坊ちゃんが復讐を遂げ、契約が完了した時、報酬として悪魔は坊ちゃんの魂をいただくという。
シエルの魂は報酬ではなく渡り賃でした。
坊ちゃんは一瞬取り乱しますが、いつまでも“シエル”であり続けることは難しいからちょうどいいとあっさり了承します。
そして、坊ちゃんは建物も死体も全て焼き尽くすように命令し、今後本当の名前を呼ばないよう命令しました。
こうして、生贄にされたのは弟とし、坊ちゃんは“シエル・ファントムハイヴ伯爵”となったのです。
ファントムハイヴ家当主の指輪
ファントムハイヴ家には代々当主だけが着けられる指輪があります。
シエルたちの瞳と同じ色、星のきらめきを閉じ込めたような深い青色の宝石の指輪。
12月14日、誰にも渡しちゃいけないとシエルは殺された父親の指から外し持ってきていました。
奴隷商に捕まった2人は、絶対にここから逃げて、屋敷に戻って2人でやり直そうと指輪に誓いました。
そしてシエルは誰にも見つからないように、取り上げられないように、飲み込みます。
「青いあめ玉を飲んじゃったことは秘密だよ」
シエルは指輪を飲み込んで悪魔召喚の生贄にされるまで1カ月もの時がたっていましたが、体内で指輪を守り続けていました。
“シエル”は伯爵を継ぐ者として、シエルの体内から指輪を取り出そうと剣を突き立てますが、うまく見つけられず、最終的にセバスチャンがシエルの体内から指輪を取り出します。
“シエル”は指輪を手にし、シエルに別れを告げ、“シエル・ファントムハイヴ伯爵”として、屋敷に帰りました。
双子の兄シエルはどうなった?|黒執事
悪魔召喚の生贄とされたシエルは死に、“シエル”は建物ごとシエルを燃やします。
しかし、炎の中からシエルはアンダーテイカーによって連れ出されていました。
ジャック・ザ・リッパー事件、サーカス団事件、豪華客船事件、寄宿学校とシエルはアンダーテイカーに連れられ、“シエル”のそばにずっといたのです。
そして、動く死体=肉人形(ビザ―ルドール)として意識をもって復活し、ファントムハイヴ伯爵として戻ってきました。
しかし、シエルの復活は不完全で、血液供給が必要不可欠。
シエルの血液は4つの型の中で、一番希少なものでした。
アンダーテイカーは秘密裏に血液採取場を作っており、他人の命を犠牲にしてでもシエルのために血液を集めています。
ファントムハイヴ家を追い出された“シエル”は、復活したシエルを認めず、“シエル・ファントムハイヴ伯爵”奪還を目指し血液採取場を破壊するため行動をはじめました。
まとめ
・双子判明は、原作26.27.28巻
・兄の名前はシエル、弟の名前はまだわからない
・10歳の誕生日に屋敷が襲われ、奴隷商によって悪魔召喚の生贄として売られた
・シエルの魂を代償に悪魔召喚され、坊ちゃんが復讐のため契約した
・当主の指はシエルが飲み込み、“シエル”が当主の証として体内から取り出した
・兄シエルはアンダーテイカーのビザールドール最高傑作として復活
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